AO入試情報

逆転合格の極意~AO入試とは?~

AO対策講座 イントロダクション資料(ビジョンパート)

こんな方にオススメしたい記事

<こんな方にオススメ>
・逆転合格をしたい
・第一志望に、一般受験じゃ届かなそう
・これから受験、どうしよう・・・

序章

様々な漠然とした不安がある。
いきたい大学に行けるのだろうか。勉強はやってるがなかなか伸びない。苦手だ・・・

この記事では、なぜ大学入試をするのか。なぜAO入試が魅力的なのかを語り、読み手の方が少しでも希望を見出し、現状がよくなることを願って書きました。

①大学入試って?

②AO入試って?

という2つの視点から説明していきたいと思います!

大学に「普通」はない!? 学部選びは、将来の仕事選びに直結!

-何かは選ばないといけない

 これまでの小中高の受験と、大学受験とで、圧倒的に異なるのは、「大学」は職業選びに直結していることです。そして、みんなにとっての「普通」がないというところです。高校までは、「普通科」がほとんどなので、その普通科の中で少しでも偏差値がいい所が善い、とする傾向がありました。

 しかし、大学に「普通学部」はありません。必ず何かの専門性を前提とした「学部」に所属することになります(最近は「教養学部」という、専門を前提とせずに幅広く学ぶことを狙いとする学部も登場するようになりましたが、それすらも、「普通」は専門の学部で学ぶのに、あえてそうではない学び方をするという意味で、「普通」ではありません)。

 そして、大学を終えたあとは、いよいよ(それこそ「普通」ならば)職業生活に乗り出していきます。いわゆる「社会人」というやつです。つまり大学とは、小学校以来始まった「これまでの期間」と「社会」を繋ぐ機関であり、大学生とはそこで過ごす期間だと言えます。

 ここに、大学受験特有の難しさが宿ります。社会=職業生活の計画を持って、専門性を前提とした学部をあらかじめ選んで出願する必要があるのです。大学に「普通学部」はないため、大学受験生は必ず「何か」を選ばなければなりません

 そして何かを選ぶということは、そうではない何かを捨てることでもあります。

 

AO入試は、未来を観る入試!? 

-AO入試は「やる気」入試

そんな中での、AO入試。AO入試は大学受験の中でもことさらに、「将来の計画」が求められる入試です。

 AO入試での重要な2つのファクターはこれです。

 ①過去の成績

 ②人物評価

 

 過去の成績は、これまでの学校での通知表のことです。人物評価とは、要するに「やる気」のことです(笑)。どうして学力の調査もせずに(いわゆる入試問題を解いてもらうこと無しに)合格が出るのでしょうか?それは、この人は確実に、大学入学後も、学び続ける理由を持っていると、判断してもらったからです。

 では、この人は学び続ける理由がある、と感じてもらえるには、どうしたら良いでしょうか?熱く叫べば良いでしょうか?…いえ、声の大きさは問題ではありません。それよりも、未来にこうしたい、こうなりたい、これに貢献したいという、「将来の計画」が定かであり、嘘ではなく確からしいという風に、先方が感じられるかどうかです。

 この「将来の確からしい計画」のことを、ここで「ビジョン」と呼びます。

 「ビジョンVision」とは、下記のような意味があります。

 理想像。未来像。展望。見通し。

 AO入試において、「願書エッセイ」と「面接」に大きな比重が置かれているのは、志願者の「ビジョン」を把握し、評価するためなのです。 

だから、AO入試に向けて準備することは… 

2つの両輪が大事 

 AO入試としては上記のビジョンが大事だとこれまで述べてきました。このビジョンを作るのは、とても難しい。そのため、講座での多くの時間は、「ビジョン作り」に充てていきます

 とは言え、もう一つの軸としての、「実力」も大事です。「そのビジョンを達成するための実力」です。AO入試においては、下記の二つにおいて、「実力」が測定されます。

①成績評価

②受験当日の小論文(あれば)

 小論文は志願先によっては無いこともありますが、いずれにせよこれは、「(意見を)考える力」と、考えたことを「書く力」に関係していきます。この2つの力は、願書エッセイに取り組む際にも必要になってくる力となりますので、ビジョン作りと並行して、力をつけるトレーニングに着手していきましょう。

まとめ

AO入試の必要要素まとめ(図1)

  1. 講座では主に、「人物評価」で試される「ビジョン作り」に取り組む。
  2. 並行して、受験当日に入試会場で試される力である「考える力」「書く力」の向上にも取り組む。

③「ビジョン」ってどう作るの?

時間の魔術師になれ!?

 ビジョン自体は、現在から時計の針を進めた未来にあるものですが、実は「ビジョン」を作る上では、未来ばかりではなく、過去と現在も観る必要があります

 なぜでしょうか?

 それは、未来は現在から伸びていくものだからです。未来にあるビジョンを現実にするためには、現在からの計画の中でそれに取り組まなければなりません。

 また、現在は、過去からの繋がりの中で成立しているものです。過去の好みや活動の蓄積の上に、現在のあなたがあります。

 過去ー現在ー未来は繋がっています。あなたが気づこうが気づくまいが、そもそも繋がっています。 AO入試対策をきっかけに、この「繋がり」を改めて意識し、そして、これからは自分で意識して、日々の時間を生きていくこと。何より、AO入試に挑むということは、とても個性的な営みです。周りとは違う動きになるでしょう?それに、数ある大学の中から志望先を決めるということも、とても個性的な営みです。あなたが自分の人生を、意識的に決めていく、大きな挑戦の機会となります。この講座をきっかけに、大きく飛躍する人生になることを切に祈っています。

 

一貫したストーリーラインが、ビジョンの「確からしさ」になる

 

 先に、ビジョンの確からしさを、大学側は評価している、と述べました。ではその、「確からしさ」とは、どのように決められるのでしょうか?

 そこでも、「過去」と「現在」が重要な役割を果たします。あなたの「未来」のビジョンが、あなたの過去と現在との一貫性の中で語られているということ。「確かに、そんな過去を生きていたあなただから、そういうビジョンを持っているんですね」と、自分も相手も納得できるようなストーリー。

 だから、ビジョン作りとは「ストーリー作り」です。ストーリーとは、時間が展開する物語のことです。皆さんも好きな本や漫画、映画、アニメ、アーティストなどいると思いますが、そこには確実に「ストーリー」があります。主人公が成長したり時には悲しんだり、でもそれを乗り越えたりする物語。

 願書においても、是非「ストーリー」で表現してみましょう。あなた自身の、成長したり時には悲しんだり悔しんだりしながら、それでも乗り越えたりしてきた、そのストーリー自体が、出願先の大学に対しての自己 PRになりますし、引いてはそれが、未来のビジョンにも繋がっていくのです。

 そのためにニッコマのビジョンパートにおいては、皆さんの「過去」を詳しく伺う時間を設けています(フェーズ1)。

 

フェーズの進め方

 以上の考え方を基に、ニッコマでは、下記のプロセスで、ビジョンのストーリー作りを進めていきます。

  • フェーズ1:自分を知る(自己理解)
      • 過去の自分を知ることで、これまでにどのような成長や、また困難に遭ってきたのかを整理する。
  • フェーズ2:社会を探る(社会探究)
      • 社会にはどのような職業や、また問題があるのかを探り、自分が何に取り組んでいくかを設定する。
  • フェーズ3:学びを決める(専門決定)
      • 大学でどのような学びをしたいのか、専門としたい分野や学部を決める。
  • フェーズ4:志望校を決める(大学選出)
    • 自分に合う大学を探し出し、どの大学のどの学部に出願するかを決める。

 

初日のクエスチョン❓

 では、以上を踏まえ、初日のクエスチョンです。次回以降に続く「フェーズ1:自己理解」の下準備にもなっています。

  1. 現在、大学に行きたいと思っている理由や背景について教えてください。
  2. 今現在、将来なりたいと思っている職業や人物像があれば、教えてください。
  3. 「幼少期に好きだったキャラクター」について教えてください(フェーズ1のQ1を参照)。

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